三女の高校入学式。
私からも入学式の日程は元夫に伝えていたけれども当たり前に反応は全く無し。三女が「お父さん来るみたい」と言っていたのでどうやら来るらしい。
お弁当作りに洗濯や自分の身支度をやっと完了して高校へ。受付するとすでに元夫が済ませているようで私に入学式のしおりなどの資料はもらえず。(離婚するとこういうところで不便もあるんだと気付く。)
入学式で気付いたけれど、元同僚の先生方がなんと多いこと。私自身5年前までの約20年間高校教師をしていたけれど、ここまで娘たちが今いる高校に集まるなんてビックリ。校長先生、受付してくれた先生、三女の教科担当も半分は知り合い。妙な気分だなぁ。離婚していることが誰かに知られたら一気に先生方に広がるだろうなぁ。どうか娘たちが嫌な思いをしませんように。(我が子はたくましいし大丈夫だとは思うけれど)
そして今日は元夫に直接話ができるチャンス!なかなか元夫の荷物が片付かないから相談しよう!
入学式後のホームルームが終わり、元夫に近づいて話をこそっと始める。
「あなたの大きな荷物をあなたの車に入れてくれると助かるんだけど。私の車じゃ運べないから。」
元夫に私の言葉が聞こえてるはずなのにスルー。
何回話しかけてもスルー。
「無視するなら私が勝手にすればいいのかな。」と伝えると
「こんなところで話することじゃ無いだろ。」と一言。
LINEも自分に不都合なことはスルーし続けてるのに、ではいつ伝えたら返事が返ってくるの?今までもずっと同じ。自分にとって不都合なことはスルーするか「無理」とだけ言って、どうするかは言わないし行動しない。いっつも私一人で考えて決めて私ができる範囲でやってきた。離婚しても父母としてこの関係性は同じなんだな。
後から元夫からこんなLINEが
「人間の気持ちはパソコンのように簡単には変われない。だから、わかりたくないけどわかるしかない。はんこ押したくないけど押すしかない。家にも帰れない。挙句の果てには家のモノ持っていけ。本当は気持ちの整理もできていないのに。冷静な対応なんかできるわけない一方的すぎる そんな神様ではない そこまで私を痛めつけても平気なのかと思ってしまう。」
「何もしないわけではない。辛すぎるということだけ 片付け一つとっても、気持ちの整理ができていないのにという気持ちが沸き上がる 突然に三行半を突きつけれた方は冷静にはなれないのは当然ではないか 私の物を片付けられるという事は、あなたから、子どもから、排除するという感覚だ。それは辛い感覚になる」
このLINEを受け取って、やっぱり離婚ができて良かった、と思った。
元夫は今まで自分のしたいことはしれっと時間、労力、お金を使ってきたと思う。私が困っているから相談しても、結局は自分の思うようにしている。子どもの悩みやお金の心配、私一人じゃ家が回らないことなどを伝えても聞いているフリして結局は具体的に何も行動しなかった。してほしく無いことを伝えても、元夫自身はしたいからという欲求でされたことも沢山ある。で、結局いろいろ大変なことになったり、困ったことが起きる。一緒に何かを乗り越えてきたと思えることは見当たらず、常に私が一人で悩んで結論出して行動してきた感覚。
離婚の話をした時にもあらためてこのことをきちんと伝えて、夫は「ごめん」と言ってくれた。(以前から何度も同じことを伝えてきたんだけどな)離婚を承諾してくれた時もこれからのお金の事や子どものことをやっと一緒に考えてくれ始めたんだなと思ったんだけど…
今までも今もずーっと
「俺は〇〇したい」「俺は〇〇したくない」「俺は時間無い」「俺は今大変」「俺は…」
いやいや、子どもじゃないんだから俺を第一に考えるより、父親として子どものためにどうするか考えようよ。
そう言えば、現在夫が暮らしている実家は元夫の大量の荷物が散乱している。その片付けのために子ども達に「ゴールデンウイークは1泊2日で一緒に片付けして」と頼んでいるらしい。次女は高校3年生でインターハイ目指して部活頑張っているし、大学受験で勉強もしないといけない。それを知ってるのになぜ?三女はすでに「面倒くさい、行きたくない」と漏らしている。
夫だから、父親だからと何かを求めるなら、まずは夫として父親として妻や子どもが何を感じているのか理解しようとして欲しかったな。
元夫は世間的には「良い人」。だから離婚のことを周囲が知ったらその原因は私にあると思われることが多いかもしれない。それでも全然構わない。離婚できたことで解放されることの方がはるかに私にとったら大切なこと。
父母としてもうしばらく元夫とやりとりしていくことになるけれど、離婚することができて本当に良かったとあらためて実感した出来事でした。